自律神経のバランスが崩れて生活にまで支障がでてしまう自律神経失調症
9月に入って少しずつ涼しくなってきました。また、台風などなかなか天候が安定しません。それに伴って自律神経の乱れを感じている方が多いですね。
患者様の悩みでよく聞く症状が「とにかく上半身が熱っぽく身体がだるい」「フラッとするめまいや立ちくらみがよく起こる」「喉がつまる様な気持ち悪い違和感がある」「体が重だるい」など。
皆さんドラッグストアにて薬を買ったり病院にて診てもらうのですが、検査をしても特に異常が見つからない。病院や科を変えてもやはり同じく異常が見当たらないという「不定愁訴」を抱える方がほとんどです。
今回のブログではそんな自律神経の乱れで悩んでいる方へ、だいき鍼灸接骨院で話していることや効果的なツボについてお伝えします。
鍼灸で自律神経が整えられる理由
最初に自律神経をシンプルに説明すると、私たちの内臓や血管、脳の働きを24時間休まずに自動的にコントロールしてくれる神経と言えます。この自律神経は交感神経と副交感神経に分けることができ、簡単にいうと交感神経は主にからだを活発に動かす時(仕事モード)、副交感神経は主にからだを休める時(リラックスモード)に働きます。
これらが絶妙にお互いバランスを保っていると健康な状態と言えますが、ストレスなどが原因でこのバランスが崩れることで起こる様々な症状を「自律神経失調症」といいます。
鍼灸をはじめ東洋医学では「気・血・水」の3つの要素がバランス良く体内を巡ることで、健康が維持されると考えています。
自律神経失調症の方は特に「気血」に異常があるために、心身に不調が生じている状態と考えるので、この「気血」の状態を整える鍼灸治療を行うことで、からだの不調を改善する効果が期待できます。
当院では、鍼灸施術が中心なので、自律神経の治療は得意としているため、ストレスによる気血がうっ滞した状態である場所(肩背部に多い)を見極め、鍼やお灸を使って交感神経と副交感神経のバランスを調整して改善していきます。