鵞足炎（がそくえん）は、膝の内側にある腱が炎症を起こす疾患で、ランナーやスポーツを行う人に特に見られます。鵞足とは、膝の内側に位置する三つの筋肉（縫工筋、薄筋、半腱様筋）の腱が集まった部分で、この部分が炎症を起こすと痛みや腫れが生じます。
ランナーにとっては、長時間のランニングや過度の膝の使用、フォームの問題（例えば膝の過剰な内側への回転など）が原因となりやすいです。症状としては、膝の内側に鈍い痛みが感じられ、階段を上るときや膝を曲げる動作で特に痛みが強くなります。
予防や治療には以下が有効です：
- 休養：過度の運動を避け、膝を休めることが重要です。
- ストレッチ：足の筋肉や腱を柔軟に保つために、ストレッチを行うことが有効です。
- アイシング：炎症を抑えるために、痛みのある部位を冷やすことが推奨されます。
- 鍼灸:鍼やお灸で筋肉の固さをとり血行を良くします。
- ランニングフォームの改善：膝に負担をかけないフォームを意識することが予防に繋がります。
当院では局所的な施術ではなく、全身の施術を行うことでバランスを整えて、症状の早期改善が見込めます。施術をしていく中で、鵞足炎の再発予防のためにストレッチや筋トレをお伝えしてしきます。