足関節捻挫は、足首の関節が急激に捻れた結果、靭帯が過度に伸びたり、場合によっては部分的に断裂することによって引き起こされます。捻挫は、運動中の不意の動きや転倒、日常生活でのつまずきなど、様々な状況で発生することがあります。
足関節捻挫の症状としては、痛み、腫れ、内出血、足首の不安定感などが挙げられます。特に初期の対応が重要で、適切な処置を行わないと、症状が長引いたり、慢性的な痛みや不安定感が残ることがあります。
当院では、足関節捻挫に対して以下のようなアプローチを行います:
1. 問診と徒手検査を通じて、捻挫の程度や靭帯の損傷の有無を評価します。必要に応じて医療機関での画像診断を勧めることもあります。
2. 急性期の捻挫には、RICE処置(Rest:安静, Ice:冷却, Compression:圧迫, Elevation:挙上)が基本です。これにより、痛みと腫れを軽減します。
3.鍼灸施術で患部の痛みを早期にひかせます。また、急性期を過ぎたら、ラジオ波による温熱療法を開始します。ストレッチや筋力強化、バランス訓練を通じて、足首の機能を回復させます。
4. 再発を防ぐためには、足首周りやふくらはぎの筋力強化が必要になります。必要に応じてサポーターやテーピングを使用し、足首をサポートします。