足関節捻挫とは、足首を内側にひねって生じる内反捻挫が9割を占め、その多くは外側のくるぶし周囲にある靭帯の損傷です。
足関節捻挫は、軽症の場合で2週間程度、重症であれば6~8週間を修復に時間を要します。
そもそも捻挫とは、骨と骨をつなぐ靭帯の損傷です。
足首の捻挫は、スポーツだけではなく、歩行時のつまずき・転倒など日常生活の中でも多く発生しますが、注意していただきたいのは、軽傷の場合であってもしっかりと治療をして良いカタチで関節の固定をしておかないと、靭帯が伸びたまま修復され(緩いままになってしまい)再び捻挫を繰り返す原因になってしまうということです。
靭帯が伸びたまま動くことで、関節に負荷をかけて慢性的な炎症を繰り返し、足首を内側に捻っていないのに痛みが引かない状態となっているケースが多く見られます。
また、靭帯が伸びたままでは、足首を捻ってしまうリスクが高く、足関節捻挫を繰り返す原因となるだけでなく、捻挫を繰り返すことで、足首の骨・関節が変形するリスクが高まります。
捻挫も場合により、骨折を伴うこともあるので、症状によっては整形外科でレントゲン等の検査を勧めることがあります。