今回は、四十肩についてお話ししましょう。四十肩は、肩の痛みと可動域制限を特徴とする症状です。
【症状】
四十肩の主な症状は、肩の痛みや腕が上がらい、上がりにくいなどです。肩の上げ下げや回し運動が困難になり、痛みが激しいと日常生活にも影響を及ぼします。また、患部の筋肉がこわばり、炎症も見られることがあります。
【原因】
四十肩の原因は複数ありますが、主な要因の一つは、加齢による組織の変化です。年齢を重ねると、肩関節の滑膜が硬化し、柔軟性が低下します。また、肩関節周囲の筋肉や靭帯の衰えも四十肩を引き起こす要因となります。
【対処法】
四十肩の対処法として、以下のポイントを覚えておくと良いでしょう。
1. 安静と適度な休息: 激しい運動や無理な姿勢を避け、肩に負担をかけないようにしましょう。長時間のデスクワークなどで肩を使う場合にも、休憩を入れることが大切です。
2. 湿布や氷の利用: 炎症を和らげるために、肩に湿布や氷を利用すると効果的です。ただし、氷を直接肌に触れる場合は、凍傷に注意してください。
3. 痛み止めの使用: 痛みがひどい場合、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を医師の指示に従って使用することができます。
4. 鍼灸、マッサージ、理学療法: 施術を受けることで肩の筋肉や関節の可動域を改善することができ、回復が早くなります。
5. 無理な負荷や過度なストレッチの回避: 四十肩の場合、無理な負荷や過度なストレッチは逆効果となることがあります。適切な範囲での運動やストレッチを行いましょう。
四十肩は、時間の経過とともに自然に改善することもありますが、症状が悪化したり日常生活に支障がある場合は、医師の診断と適切な治療が必要です。早めの対処が大切ですので、一人で悩まずに専門家の意見を仰ぎましょう。